交通事故の場合は自賠責保険により治療費がまかなわれますので、示談前であれば患者さんの
窓口負担はありません。
なお交通事故の場合、病院に通いながら治療を受けることも問題ありません。症状がなかなか治らない、治療に不満がある方などお気軽にご相談ください。
むち打ち症になる原因の多くは交通事故(追突事故が多い)といわれています。
※スポーツで発生する方もいます。
突然発生する交通事故は、衝撃に対する受身が取れない状態で衝撃を受けるため複雑で重い症状に
なるケースが多くあります。
事故当初は、検査結果も異常がなく自覚症状が無い状態でも2~3日後に症状が出て、だんだんと強く
なる傾向があります。
首を伸ばすと首の後ろや肩が痛くなる。
それにより、首や肩の動きが制限されたりする。
この症状は、むちうち症全体の70~80%を占めているといわれており、頚椎の周りの筋肉や
靭帯、軟部組織の損傷で最も多い症状です。
首の痛みに加えて、腕の痛み、だるさ、後頭部の痛み、顔面痛などが見られます。
この症状は、咳やくしゃみ、首を回したり横に曲げたりなど首や肩を一定方向に引っ張ったりした
ときに痛みが強くなります。
頭痛、めまい、耳鳴り、吐き気などが見られます。
この症状は、後部交感神経症候群ともいい、頚椎に沿って走っている椎骨動脈の血流が低下することにより症状が現れるといわれています。
下肢のしびれ、知覚症状、歩行障害などが見られます。
この症状は、頚椎の脊柱管を通る脊髄が傷ついたり、下肢に伸びている神経が損傷されることにより現れるといわれています。
また、膀胱直腸障害が生じて、尿や便が出にくくなるケースもあります。
初期には頭痛を感じます。特徴は天候や気圧の変化に応じて症状が変化します。
この症状は、一時的に髄液圧が急上昇しその圧が下方に伝わって腰椎の神経根にもっとも強い
圧がかかりクモ膜が裂けると考えられます。
脳脊髄液減少症の症状はきわめて多彩で、いわゆる不定愁訴がそれに相当します。
むち打ち症は、関節・靭帯・筋肉・神経のどれがどの程度損傷を受けているかで症状が異なる為、
正確に症状を知る事が大切であり、それぞれの症状にあった対処が必要です。
症状によっては長期的な治療や、症状が停滞したまま落ち着いてしまい、
治療を途中で止めてしまう患者さんもいらっしゃいます。
健康な体に戻すために、しっかりした治療を受けましょう。